大人の矯正治療のメリット:「ひらの矯正歯科」ブログ

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大人の矯正治療のメリット

今回は、大人の矯正治療に関して書いていこうと思います。

子供の矯正治療に関しては、顎の骨の成長をある程度コントロールしながら
永久歯を抜かない非抜歯での治療の高めることができるなどが言われていますが、
成人の矯正治療に関してもいくつかメリットはあります。

以前、主体的に矯正治療に取り組めることで、
着脱式の矯正装置もしっかりと使い、
治療期間が比較的予定通りになる傾向があるということを
書いたこともありますが、今回はそれ以外のメリットをいくつかご紹介します。

①  すぐに治療を開始できる
小児矯正と違い、成人矯正はすでに永久歯列になっているため、
歯の萌出を待つ必要はありません。
基本的に12~13歳程度までに28歯全てが生えそろいますが、
小児矯正の場合は最終的な咬合、歯列の仕上げとして永久歯が
全て出てくるまで待つ期間が生まれることがあります。

②  抜歯、非抜歯が明確

基本的に抜歯が必要になるケースというのは、
歯列を並べる顎のスペースが足りない場合です。

子供の場合、骨の成長過程にある為、
成長を促しながらスペースを確保し、
非抜歯治療の方向に比較的持っていきやすいというのはあります。
しかし、遺伝の要素も含まれるため、
最終的に顎の骨がどこまで成長するかは
あらかじめ完全にわからない部分がある為、
実際に治療途中で方針が変わることもあります。

それに対して成人矯正はすでに骨の成長過程は終わっているため、
矯正治療開始前の直近の段階で抜歯が必要かどうか
わかりやすいということが言えます。
非抜歯で治療する方法としては
歯を並べるスペースを確保する方法として
歯列弓(アーチフォーム)を広げる、
大臼歯を奥に移動させる、など様々ありますので、
矯正専門医にご相談下さい。

③  治療装置を自分で選ぶことが出来る

これはある意味当たり前のことですが、
矯正装置を自分の判断で決めることが出来るということもメリットです。
審美性を優先するために裏側矯正(舌側矯正、リンガル)を
選択することもできますし、費用面を優先するために表側矯正を選択する、
あるいは痛みなどを軽減するためにセルフライゲーションを選ぶこともできます。

ご自身の生活状況、お仕事の種類なども含めて相談し、矯正治療を行えます。
また治療期間中に思った疑問もすぐに聞くことが出来ます。
これはほとんどの場合ご自身の意志で矯正治療を開始しているため、
多くの患者さんが日々治療に関して矯正専門医と
コミュニケーションを取りながら矯正治療を進めていく傾向があります。

他にもメリットは様々ありますが、
基本的にご自身の意志で矯正治療を始められる
ということがベースにあるのではないでしょうか。

また矯正治療は口腔内の状況によりますが
基本的に年齢関係なく行えます。
気になった時に矯正専門医に相談してみていただければと思います。