年齢別歯が抜ける本数:「ひらの矯正歯科」ブログ

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年齢別歯が抜ける本数

歯を一生大切に残したいというのは、誰もが思うことです。
そのため、予防歯科などの価値がこれまで以上に高くなってきているのもあります。

以前書いたこともありますが、8020運動なども広がってきていて、
歯列矯正も8020運動に関わって多くの人の歯の健康を支えてきています。

今日は実際どれくらい歯が抜けていくのかというのを見ていってみましょう。

・40代:1.5本
・50代:2.5本
・60代:3.0本
・70代:5.5本

実は40代で平均1.5本歯が抜けるそうです。

20代、30代だと自分の歯が抜けてしまうということは
あまり想像できないと思いますが、
多くの人が40代で歯を失う経験をします。
50代、60代と抜けてしまう本数が増え、
70代になると何と5.5本も抜けてしまうそうです。

これを合わせると合計で12.5本も歯が抜けてしまう計算になりますので、
通常親知らず(智歯)を除く28本から引くと半分近く歯が
なくなっていることになってしまいます。
80歳までに20本の歯を残そうという8020運動で考えると、
多くの方が未達成になってしまうということになります。

では歯が抜ける原因は何でしょうか?

一番はやはり歯周病、次に虫歯(齲蝕)が考えられています。
この二つは実は日々のしっかりとした歯磨き、
そして定期的な歯科医院でのクリーニングでだいぶ予防出来ます。
そのため、定期検診にしっかりと行っている方の
8020運動達成率が高いというのもうなづけます。

その他の原因としては噛み合わせや怪我というもの挙げられています。
怪我に関してはどうしようもないことですが、
噛み合せと残存歯数の関連性は歯科大学の調査でも認められています。

8020運動達成者の中に重度の不正咬合、上顎前突(出っ歯)や
下顎前突(反対咬合、受け口)などが見られなかったというのは以前書いた通りです。

また歯並びが綺麗になることで齲蝕、
歯周病リスクを下げられることもあります。
歯列矯正治療を受ける目的として、
虫歯対策という方も増えてきているのも現状です。

齲蝕などの歯の問題は放っておくことで解決することは決してありません。
早い段階で将来のことを考えて、1本でも多く自分の歯が残り、
毎日の食事を楽しめるようになっていただきたいと思っています。