ひらの矯正歯科|横浜市瀬谷区の矯正歯科 ブログ

045-366-0044

診療時間 / 10:00~12:00・14:00~19:00
休診日 / 月曜・木曜・日曜(第2・第4)・祝日

コロナによる外出自粛中に自宅で出来る歯並びのこと

今日は矯正治療中の患者さんがご自宅で出来ることについて

少し書いてみようと思います。

 

まず通常の矯正治療における来院はワイヤー矯正(本格矯正)の場合、約1か月ごとの通院が必要です。

この通院は、歯の動き方の確認と、装置の調整、衛生管理が主な目的となります。

 

歯の動き方の確認というのは、予定通り歯が動いているのか確認するものです。

食生活や栄養バランス、癖、そして骨の強さなど、

様々な要因からスムーズに動く人とそうでない人がいます。

そのため、定期的にチェックすることで、

次の1か月で動かす量や方向などを調整する必要があります。

 

 

コロナの影響が続き、来院間隔を出来る限り延ばし、

来院回数を減らせるよう努めていますが、

次の来院までの間に患者さんご自身で行えることがいくつかあります。

 

  1. 虫歯予防の徹底

 

これはコロナの影響関係なく重要なことになりますが、

通常以上に丁寧にブラッシングを行うよう心がけてください。

 

以前もご紹介したこともありますが、矯正治療中に虫歯になってしまうと、

場合によって矯正装置を外し、

虫歯を治してから再度矯正装置を取り付けることになります。

また、虫歯治療のために、一般歯科への通院も必要となってしまいます。

 

  1. 癖の確認

 

特にお子さんの矯正治療の場合、

改めてお子さんの癖が出ていないかのチェックをお願い致します。

頬杖をしていないか、食べるときに左右両方の歯を使っているかといった確認です。

日々の癖が歯並びへの悪影響となりますので、

予定通りの歯の動きを進めるためにも大切です。

 

  1. 装置をしっかりと使う

 

マウスピース型矯正装置や、リテーナーを使用した保定装置期間の方は、

必ず決められた時間は装置を使用するようにしてください。

マウスピース型矯正装置での治療の場合、予定通り歯が並ばなかったり、

リテーナーでは、後戻りなどが起きてくるなど、

治療期間に影響があるだけでなく、ひどい場合は再治療が必要となってしまいます。

 

  1. 家族どうしの会話を楽しむ

 

矯正治療をしている場合、歯に何もついていない時と比べて

ストレスが出てしまうものです。

ご家族での会話を楽しんだり、

ストレスがかからないように意識して頂ければと思います。

 

 

まだまだ先が見えない状況が続いていますが、

ひらの矯正歯科では、これまで以上に感染予防に取り組み、

全力で患者さんを守るよう努めております。

何か通院において心配なことがありましたらいつでもご相談下さい。

当院の新型コロナウィルス(COVID-19)への対応について

平素よりひらの矯正歯科にご来院頂きありがとうございます。

先日、ご存じの通り新型コロナウィルス(COVID-19)による感染拡大の影響を受け

安倍首相より緊急事態宣言が発令されました。

 

以前より当院は、感染予防に力を入れておりますが、

新型コロナウィルス(COVID-19)に対して

患者様、スタッフの感染予防防止の為さらなる対策を行っております。

 

当院の今までの感染予防の取り組み、そして追加対策も含めてご報告いたします。

①風邪の症状、37.5度以上の発熱がある方、強いだるさや息苦しさがある方は、予約変更をして頂き帰国者・接触者センターに連絡をして来院の許可がでるまで予約を変更。

②新型コロナウィルス患者との濃厚接触者の方は、各保健所より許可が出るまで予約を変更。

③海外渡航歴のある方は、帰国後2週間経過して症状等がなければ法令の許可が出ればお約束が可能。

④換気の徹底。待合室、診療室等の窓を常に開くことにより換気を徹底しております。

⑤待合室の書籍サービスの停止。※患者様が触るれるものを極力減らし感染のリスクを減らします。

⑥待合室に手指消毒剤を設置し来院時の消毒のお願い。

⑦待合室やドアノブのこまめな消毒。※皆様が触れる可能性があるところをこまめに消毒しています。

⑧診療ユニット(治療の椅子)は、患者様ひとり終わるごとに消毒を徹底的に行う。

⑨手袋、紙エプロン、コップなどディスポーザブル(使い捨て)にて対応。患者様ごとに必ず交換。

⑩お口に入る歯を磨く器具は患者様の人数分をそろえてありますので、ひとりごとに交換。

⑪消毒は、適正濃度アルコールとその他ウイルスに有効な薬剤をそれぞれの有効性を使い分けて使用。

⑫使い捨てにできない器具は、オートクレーブ滅菌器(高圧蒸気滅菌器)、ガス滅菌を行い滅菌、除菌を行っております。

⑬全ての窓を開けて空気循環していますが、さらに待合室や診療室に空気清浄機を複数台設置し空気の入れ替えおよび空気清浄を行う。

⑭スタッフは施術の際にマスク、ゴーグル、グローブを使用。

⑮スタッフの自宅、クリニック内問わず徹底した手洗い、うがい、消毒はもちろんのこと毎日の検温を義務化しており体調不良のスタッフは自宅待機となり出勤させないようにしております。(1月から4月現在のところ全てのスタッフにおいて風邪の症状や発熱したスタッフはこれまで出ておりません)

⑯スタッフ全員にマスクおよび手指消毒剤を支給し出勤退社時の移動の際のマスク装着および手指の徹底的な消毒を義務付けしております。

⑰待合室は、混み合わないように配慮させていただいておりますが、混み合いそうな場合は共用部分の広い風通しのよいところでお互いが離れて待つことも可能です。

⑱受付およびカウンセリングルームには、飛沫防止フィルムを設置。

⑲待合室に手指消毒剤を設置して患者様の来院時、退出時に手指の消毒をお願いしています。

上記以外にもさまざまな対策を行っております。

 

また今後の状況によりお約束の変更をお願いしなくてはいけない事態など発生するかもしれません。

それにより矯正治療の終了がその分遅れることが想定されますが、皆様の命が一番大事でありそれに勝るものはありません。

矯正治療も大事ですが、皆様のそしてご家族の命が一番大事です。

 

今後、予約の変更等の苦渋の選択をしてお願いしなければいけない可能性も

あるかもしれませんが、国難のため何卒ご理解ご協力のほど心よりお願い申し上げます。

 

ひらの矯正歯科は、患者様、スタッフみんなの感染予防、健康維持そして

なによりその命を守るため、これからも全力を尽くしてまいります。

宜しくお願い致します。

 

院長 平野 正芳

 

 

 

 

 

上顎前突を、子どものうちに治しておくべき理由

今日は上顎前突を子どものうちに治した方が良い理由について考えていきたいと思います。

 

以前も書きましたが、上顎前突と一言でいっても種類があります。

「出っ歯」という言葉が馴染みがあるかと思いますが、

上の前歯が前(外方向)に出ている状態です。

しかし、患者さんによっては、上の前歯が外側に倒れている上顎前突と、

下顎の骨が小さい(下顎劣成長)ことで上の前歯が前に出ている状態になっている

上顎前突があります。これを骨格性の上顎前突と呼びます。

それぞれの特徴と、放っておくことのリスクをみてみましょう。

 

 

  • 上の前歯が倒れている上顎前突

 

 

・特徴と原因

 

多くの方が「出っ歯」でイメージする不正咬合がこちらだと思います。

上の前歯が前に倒れいている上顎前突の原因の多くは、

舌癖や指しゃぶり等、患者さんの生活習慣や癖によるもの、または骨格性のタイプいわゆる顎自体が出っ歯のタイプです。

 

・放っておくことのリスクと対応

 

このケースの原因は、日々の癖から来るものなので、

放っておくことで症状が悪化することが考えられます。

そのため、歯並びの改善治療と同時に、

原因となる癖を改善していくことが必要になります。

 

 

  • 骨格性の上顎前突

 

 

・特徴と原因

 

骨格性の上顎前突は、上にあるように下顎の骨の成長が進まず、

顎の骨自体が小さいことで起きるもの、

下あごが後ろ方向にずれているものなど、患者さんごとに違います。

その原因も様々で、遺伝による先天的なものから、

頬杖などの環境要因によるものとあります。

 

・放っておくことのリスクと対応

 

実は問題となるのがこちらです。

たまに「生え替わりが終わって様子をみてから治療を考えましょう」

という話を聞くことがあります。

もちろん症状によっては、すぐに治療せずに様子を見るケースはあります。

例えば子供の「隙っ歯」などは永久歯への生え替わりによってバランスが整うケースが多々ありますので、様子をみることもあります。

 

しかし、骨格性の上顎前突の場合、いざ永久歯に生え替わってから治療を考えると、

抜歯や外科手術が必要になってしまうことがほとんどになります。

 

というのは、下顎劣成長などが原因での上顎前突は、下あごの成長を促そうにも、

骨の成長が終わってしまっているため、噛み合わせを正常にするために抜歯をしたり、

顎の出っ歯が重度な場合、骨を酢術でカットして揃える手術などおおがかりな処置が必要になってしまうのです。

 

その為、骨格性の場合は、骨の成長が続いている段階で治療を開始し、

出来る限り抜歯と手術なく治療することが重要になります。

 

 

■骨の成長を助ける治療

 

下顎の成長を助けながらの治療はいくつか方法があります。

ヘッドギアなどを使って顎の成長をサポートしたり、

マウスピースを使用したり、患者さんの状態に合わせた治療方法を選択していきます。

 

ひらの矯正歯科で重要視しているのが、

患者さんの精神的負担を出来るだけかけないように治療するということです。

そのため、自宅でご自身で着脱できるものを使用し、

骨の成長を助けていきます。

 

実際にこういった症状で相談にこられる方が驚かれるのですが、

ブラケットなどの矯正装置を歯に付けることなく、

顎の成長を促すだけでほぼ歯並びが改善して揃っていくことも結構あります

(全ての患者さんに当てはまるものではございませんが)。

 

 

患者さんご自身、あるいは親御さんが骨格性の上顎前突かどうかを

判断することは難しいかと思いますので、

少しでも気になる場合は将来の手術や抜歯の可能性を判断するためにも、

早めの相談をお勧めしています。

矯正治療の費用について

矯正治療を考える際に、多くの患者さんが気にされるのが費用についてです。

 

近年、矯正治療も行う一般歯科が増えてきたり、

裏側矯正(リンガル)やマウスピース型矯正装置など矯正装置の種類が増えてきたり、

かかる費用に違いが出てきています。

また、各歯科医院、矯正歯科医院によって費用の表示方法が異なり、

患者さんからしてみたときに心配になる部分が大きくなっているかもしれません。

 

 

矯正治療の費用を確認する時には、

いくつか確認しておくべきことがありますので、それをご紹介します。

 

  • 治療の段階における費用の確認

 

 

矯正治療は、相談・検査の段階から、歯を動かす動的治療期間、

そして後戻りを防ぐ保定装置期間まであります。

それぞれの段階でどのような費用が発生するのかを事前に確認するようにしましょう。

 

おそらく多くの歯科医院では、始めの相談では費用は発生しないと思います。

その次の精密検査になるとレントゲンやCTなど、

目で見ることが出来ない部分の検査、

そしてそれを基にした治療計画の立案を含む診断があり、

費用が発生することがほとんどです。

 

歯を動かしている期間が、ほとんどのイメージする「矯正費用」にあたると思います。

表側矯正、裏側矯正、マウスピース型の矯正装置と治療方法によって金額が変わります。

場合によっては不正咬合の種類や状態によって金額が変わる歯科医院もあります。

また約1か月ごとの矯正装置の調整に通院が必要になるため、

その際の調整料などがかかります。

 

最後の段階の保定装置期間も、リテーナーと呼ばれる保定装置を作成する際に

費用が掛かったり、通院の際に費用がかかってくる場合があります。

 

  • 装置の取り換え、故障の際にかかる費用の確認

 

 

歯科医院によって違いますが、治療の途中における矯正装置の交換や、

故障の際の交換に費用がかかるところがあります。

特に矯正装置の故障に関しては、矯正治療前の段階だとイメージがわきづらく、

費用の確認をしない方が多いのではないでしょうか?

歯に付けるブラケットと呼ばれる矯正装置は、専用の接着剤で装着します。

硬いものを食べたり、噛み癖によっては外れてしまい、

新しくつけ直す必要が出てくるので、

その際の費用を事前に確認するようにしましょう。

 

  • 支払い方法についての確認

 

 

最後に支払い方法についての確認をするようにしましょう。

毎月調整に行く際に支払う、一括で支払う、

デンタルローンやカードでの支払いなど、

いろいろな支払い方法が歯科医院によってあります。

分割については、医院によって無利息で大丈夫な場合もあれば、

クレジットカード支払いの場合は利息が生じたりもします。

無理のない範囲で相談するようにしましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

医院によって様々な料金体制、支払い体制がありますので、

事前にしっかりと確認することが重要です。

 

ひらの矯正歯科では、装置の変更、作り替え時に必要な追加費用は頂いておりません。

表側の矯正装置で治療を開始して、後からやっぱり裏側にしたいという場合でも、

始めに提示した金額の差額以外いただくことなく切り替えることも出来ます。

基本的に月一回のメンテナンス費用以外は追加料金がかからないようにし、

患者さんも安心して治療に臨んでいただければと思っております。

 

また支払い方法においては、クレジットカードの場合は患者さんのお持ちのカード会社によりますが、分割払いでは2年間最大12回まで無利息も可能です。

 

何か料金で気になることがあればいつでもご相談ください。

矯正治療における医療費控除のポイント

今年もあとわずかになってきました。

みなさんにとって2019年はいかがでしたでしょうか?

年末が近づくと、医療費控除についてのお問合せをよく受けるようになりますので、

今年は、医療費控除のポイントについてご紹介したいと思います。

 

■矯正治療で医療費控除が適応されるのはどういったケース?

 

まず第一にどういったケースが医療費控除になるのかというと、

大きく二つ上げられます。「機能障害」に関わる矯正治療と、子供の矯正治療です。

機能障害は咀嚼や発音などに問題が生じている不正咬合の治療です。

つまり、単に見た目を綺麗にしたいという審美的な治療ではなく、

日々の生活に問題が生じている場合の治療が対象になります。

 

 

 

■医療費控除を受ける際に確認しておきたいポイントは?

 

  1. 医療費控除の対象かをしっかりと確認

 

これまでここでも書いてきましたが、不正咬合の種類、

そして原因は患者さんごとに全く違います。

しっかりと検査、診断したうえで治療が始まりますが、

ご自身、あるいはお子さんの不正咬合が、

医療費控除対象かどうかをしっかりと確認しましょう。

 

  1. 交通費も対象

 

これは前にも書いたことがありますが、交通費も医療費控除の対象になります。

電車、バスなどの公共交通機関を利用した際の領収書、

なければ利用区間と金額などをリストにして申告します。

ただし、車での来院に係る駐車場、ガソリン代は対象外になります。

 

  1. ローンの場合

 

ローンによる分割払いをしている場合は、

対象となる年の支払い分が対象となりますので、

明細を準備する必要があります。手数料は対象となりません。

 

■実は5年さかのぼれる

 

治療から5年以内であれば、過去の分の申告が出来ます。

また、これに関しては確定申告の期間に関係なく受け付けてもらえるので、

地元の税務署に相談してみてください。

 

 

■審美ではなく医療

 

最後に、医療費控除対象の不正咬合を考えると、

やはり見た目を綺麗にするという目的だけでなく、

医療として咀嚼を正常にすることの重要性が分かってきます。

噛み合わせを正常にし、綺麗な歯並びになるということから

始まる様々なメリットも伝えていければと思います。