ひらの矯正歯科|横浜市瀬谷区の矯正歯科 ブログ

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裏側矯正の認知度について

今日は裏側矯正についての認知度調査をご紹介いたします。

以前子供のころに矯正しなかった理由に関しての
アンケート調査をご紹介したこともありますが、
そこでは、親に相談出来なかったという理由だけでなく、
矯正治療中にブラケットが見えてしまうことに対しての懸念なども上がっていました。

矯正治療に使用する矯正器具は、年々進化していて、
毎年行われる日本矯正歯科学会など
大きな学会でも各矯正材料メーカ―が新しい材料を発表していたりします。

矯正治療における矯正器具の「見た目」に関しては
多くの患者さんが心配されるところだと思います。

しかし、このページを読んでいる方ならほとんどの方がご存知の通り、
裏側矯正や、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(以下マウスピース矯正)
も身近になってきていて、
矯正治療中も全く見えない方法を選択して大人になってから矯正治療を開始する方も増えてきています。

では具体的にどれくらい認知度があがったのでしょうか?

■裏側矯正(舌側矯正、リンガル)を知っていましたか?(300人対象)

・子供のころ:5.3%
・現在:63%

■マウスピース矯正を知っていましたか?(300人対象)

・子供のころ:3.3%
・現在:57.3%

実は裏側矯正に関しては1970年代から研究開発はされていて、
ここ数年で一気に矯正材料自体が良くなって広がってきた感じがあります。

裏側矯正の場合は、文字通り歯の裏側にブラケットを装着するため、
結構違和感や痛みなどが問題となっていました。
しかし技術革新によって最近では約1.5㎜の厚みのものなども出てきていて、
違和感も少なくなってきています。

マウスピース矯正は歯に直接ブラケットを接着するのではなく、
透明なマウスピースを用いた矯正方法で、
取り外し可能ということで広がってきました。
ただ、ブラケットのように細かい調整が利かない、
あるいは骨格に問題がある不正咬合の治療には不向きということはまだあります。

子供のころから裏側矯正の存在を知っていればという方も、
成人になってから裏側矯正を知り、
横浜ひらの矯正歯科に来られる方も多くいらっしゃいます。
患者さんに合った様々な治療法を一緒に考えながら進めていければと思いますので、
気になることがあればいつでもお気軽にご相談いただければと思います。

矯正治療前に相談に行った歯科医院数と矯正治療を決めた理由

今回は、矯正治療前に相談に行った歯科医院数と
矯正治療を決めた理由に関するアンケート調査について書いてみようと思います。

矯正治療は期間が長くなる為、しっかりと考えて
矯正治療を開始することになります。
そのため、いくつか歯科医院を見てから決めるという患者さんも
いらっしゃるのではないでしょうか。

今回紹介するのは、あるインターネット調査会社が
2017年夏に行った最新の調査結果です。

■「あなたが歯の矯正治療をはじめるまでに、
相談に行かれた歯科医院数を教えてください」

・1ヶ所:68.9%
・2~3ヶ所:27.8%
・4~5ヶ所:2.6%
・6ヶ所以上:1.3%

意外に1か所という患者さんが多いことに驚きました。
都内や、横浜などの地域ではもう少し2,3か所という患者さんが多いと思いますが、
全国で見るとこの数字になっています。
以前の別な調査結果では、日々通っていた医院で
そのまま矯正治療を開始したという患者さんが多いデータもありましたので、
ある程度正確な数字なのかもしれません。

■「あなたが、歯の矯正治療をしようと決断した理由を教えてください」

・108名:医師の説明が丁寧でわかりやすかったため
・75名:装置や治療方法・治療計画などが自分にあっていたため
・42名:費用が安かったため
・17名:治療期間が短かったため
・74名:通院が便利そうであったため
・21名:知人から紹介された歯科医院だったため
・129名:両親が決めた歯科医院だったため
・10名:その他

みなさんが決断するとしたら、注目したいポイントはどれでしょうか。
最も多い「両親が決めた」というのは、
全体の半分近くが乳歯列期での治療というデータもあるので、
そこから来ているのかもしれません。

2番目に多い「歯科医師の説明が丁寧でわかりやすかったため」というのは
とても重要なポイントかもしれません。

ご存知の通り矯正治療はある程度の長い治療期間が必要となります。
安心して通院できることというのは患者さんにとって
実は最も大切なことではないでしょうか。

では、その歯科医師からの説明で何に注目するのがよいでしょうか。
患者さん個々によって気になるポイントは違うかもしれませんが、
不正咬合の原因とそれに対する治療計画が理にかなっているか
についてぜひ注目してもらいたいと思います。

というのも、患者さん個々の不正咬合の状態、
骨の成長具合など様々だからです。

不正咬合の原因によって治療方針が変わってくることもあります。
抜歯や非抜歯においてもアプローチが変わってきます。
顎の骨が小さいのに、単に非抜歯治療する!
ということでは後戻りのリスクも出てきます。
非抜歯で治療するならどうやってスペースを確保するのか
なども確認する必要があります。

少し難しく感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
前に書いた通り、不正咬合の原因と状態は様々です。

しっかりと患者さん個々に向き合い、
永く安定した歯列を確保するための治療が出来るかというのが
何より大切なポイントになってきます。
見えない裏側矯正など治療方法も大切ですが、
しっかりと原因解決の治療も意識して
矯正専門歯科医に相談してみるのが良いと思います。

日本矯正歯科学会 in 北海道 2017年

先月10月にスタッフ一同、日本矯正歯科学会に参加してきました。
今年は北海道大学が主幹校でしたので、札幌での開催でした。
スタッフ総出の関係で臨時休診を頂き、患者さんにはご不便を
お掛けしてしまいました。

全国の矯正歯科医や関係者おおよそ3000人が来場する日本で
一番大きな矯正歯科学会となります。

ひらの矯正歯科、開院より毎年、ドクター、スタッフ参加しています。

当院、開業して10年が経ち、その間にも矯正歯科治療の進歩や機材、材料の
進歩がありました。

ひらの矯正歯科は、矯正治療専門歯科医院ですので、
その責任を果たすべく常に最新の技術や情報にアンテナを張り
地域医療の貢献してまいります。
それにはドクターのみならず、スタッフも最新の知識習得や
技術、知識の向上が必要不可欠と考えております。
この取り組みは今後も継続していきます。

今年は11月に日本舌側矯正学会に参加してきます。

日本舌側矯正歯科学会とは、歯の裏側に矯正器具をつけて
矯正治療を行うことを専門とした学会です。

そして今回、当院院長がその場で舌側矯正に関する学会発表をしてきます。

これからも ひらの矯正歯科は常に学ぶ姿勢を大事に頑張って参ります。

よろしくお願い致します。

臨時休診のお知らせ~日本矯正歯科学会に参加します~

本日は、10月の半ばというのに最高気温が28℃。明日は29℃となるようです。
残暑なのか? 
はたまた異常気象なのか?
いったいどうなんでしょう?

半袖シャツを出したり、しまったりという毎日です。

さて、10月18日(水)~20(金)に
日本矯正歯科学会にスタッフ一同
参加してまいります。 

毎年、ドクター、スタッフ皆で最新の矯正歯科の治療例や発表、
新しい機材など肌で学んできます。

ひらの矯正歯科では、ドクターだけでなくスタッフも常に最新の技術を
見につけ患者さんに提供をしていきます。

上記期間、臨時休診となりご不便をお掛けいたしますが
何卒よろしくお願い致します。

ひらの矯正歯科

院長 平野 正芳

癒合歯について

癒合歯という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「ゆごうし」と読み、2本の歯が結合した歯のことを指します。

癒合歯がある可能性は、乳歯で1~5%、永久歯では0.3~0.4%と
言われているため、あまり身近な問題ではないかもしれません。

ただ、程度の差も含めて問い合わせを受けることもあるので、
少しご紹介していきたいと思います。

癒合歯は主に下顎前歯に多く見られる症状で、
その原因はまだはっきりとわかっていません。

ただ、いざ癒合歯が見つかったからと言って慌てる必要もありません。
癒合歯があった場合に注意したいのが、
くっついた歯の境界部分に溝があるかどうかです。

この間部分に溝があると、磨き残しが生じやすく、
しっかりとブラッシングする必要が出てきます。
歯科医院で歯磨きの当て方などブラッシング指導を受けると良いでしょう。
シーラントと呼ばれる歯科用プラスチック素材で溝を埋めることもできます。

また始めに書いたように、比較的、乳歯列期の方が癒合歯になる可能性が高いため、
永久歯への何かしらの影響が出る可能性もあります。
乳歯に癒合歯があると、後から生えてくる永久歯が少ない(欠損)の場合もあります。
欠損があると、上下の歯の噛み合わせバランスに問題が生じてしまうこともあります。

そのため、永久歯の歯の数を乳歯列期の間にチェックしておくことも大切です。
レントゲンで永久歯が生えてくる本数を確認することが出来るため、
歯科医院でチェックしてみましょう。

歯の本数が足りないからといって、必ずしも不正咬合になるかは、
一概に言えないため、歯の生え替わり時期に噛み合せ、
歯並びの経過を観察していくことが大切です。

上下の歯の本数に差が出ていると、噛み合せがバランス悪くなり、
変な噛み癖になってしまいます。
本来食べ物を噛むときには、28本の歯で力分散されます。
噛み癖があることで、力分散されず、
一番初めに接触する上下の歯の部分に力が集中してしまったり、
不正咬合の状態を悪化させてしまうことにつながります。
またそれを放置すると顎関節への悪影響も懸念されます。

癒合歯はすぐに治療する必要があるものではありませんが、
そのタイミングによっては早めの治療が大切になることもあります。
気になる場合は矯正治療専門医院でレントゲン検査などを
受けてみてはいかがでしょうか。