矯正歯科のお話:「ひらの矯正歯科」ブログ

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矯正治療の通院間隔について

矯正治療はそれなりの期間が必要ということは

多くの方が認識していることかと思います。

以前もご紹介しましたが、

矯正治療は実際に歯を動かして綺麗に並べる「動的治療期間」と

後戻りを防ぐための「保定装置期間」があります。

 

 

■動的治療期間の通院

 

動的治療期間の通院間隔は、約3~8週間と不正咬合の度合いや

患者さんの年齢・成長段階、治療の進み具合、

場合によっては装置の種類によって変わってきます。

特に治療開始の際には初めてお口の中にブラケット(矯正装置)や

ワイヤーが装着されるので、

違和感や痛みの確認などを行うために

早めにチェックする方が良いでしょう。

 

ご来院頂いた際には、都度治療の進み具合に合わせて

ワイヤーの交換や装置を調整していきます。

お子さんの矯正治療においては、

不正咬合の原因になりやすい舌癖の改善、

お口周りの筋肉トレーニングなども行うことがあります。

 

 

■保定装置期間の通院

 

動的治療期間ほど頻繁に通う必要はありませんが、

数か月に一度、矯正装置を外した後も定期的なメンテナンスが必要です。

 

上にも書きましたが、理想の歯並びを安定させ、

後戻りを防ぐためにリテーナーと呼ばれる主に取り外し式の保定装置を使用します。

このリテーナーのチェック、

後戻りが起きていないかのチェックを行うのが保定装置期間中の通院です。

 

またどちらの期間においても、専門のスタッフが

歯ブラシ指導など虫歯を防ぐためにケアします。

特に動的治療期間中は、ブラケットが歯についている為、

しっかりとした歯磨きを身に着け、虫歯にならないようにすることが大切です。

 

 

このように定期的に来院頂く中で装置の調整や

治療経過を確認していくわけですが、

単純に〇〇週間に1度通院しなくてはいけないと断言できないのが現状です。

というのは、患者さんによって歯の動きや子供においては顎の発育がその時々で違ってくるためです。

 

歯にブラケットとワイヤーをつけて、

弱い力を加えることで歯が移動していきますが、

歯を支える骨の状態や、不正咬合の原因となる舌癖が改善されているか、

患者さんの成長の度合いなど数えきれないほどの要因が影響してきます。

それらを総合的に考えて通院間隔も調整していきます。

その状態確認と治療の調整を続けることが、

始めに予測する治療期間内に綺麗な歯並びにすることにつながってきます。

 

 

また、何より通院を続けていく中で、患者さん、歯科矯正医、

そして衛生士などのスタッフとコミュニケーションがより密に取れるようになります。

治療期間中に起きるさまざまな疑問や不安を解決することも、

矯正治療においてはとても大切な要素になると思っています。 

 

矯正治療を途中でやめることはできる?

矯正治療は通常のむし歯治療とは違い、その場限りの治療ではなく、

しっかりとした噛み合わせ、歯並びを得るために時間をかけて行っていきます。

歯が実際に動いている動的治療期間と、

歯が綺麗に並んだ後、戻ることのないようリテーナーなどで

維持する保定装置期間があり、合わせると年単位での治療期間になります。

 

 

その治療の途中で、矯正治療をやめられるかという質問を

稀に受けることがありますので、今日はその点について書いていこうと思います。

 

 

まず、途中で治療をやめることに関して、

本人の意思とそうでない場合があります。

後者の場合は、転勤などの引っ越しによるものが多く、

実際は治療をやめたいというより、

「やめなくてはならない」という勘違いだったりします。

 

矯正治療は引っ越し先でも続けることが出来るので、

まずはご安心頂ければと思います。

多くの矯正医は、私も含めて矯正歯科学会やセミナーなどに参加しています。

同じ大学の同門の矯正歯科医も多くいます。

そのため、引っ越し先でも治療が続けられるようなネットワークがあり、

引っ越し先の矯正医を紹介する形で治療を続けることが出来ます。

 

 

気になるのが、本人の意思で治療をやめたいという場合です。

本人の意思なので、治療を続けることを強制することはできませんが、

出来る限り最後まで治療を続けた方が良いので、

リスク、ポイントをいくつかご紹介いたします。

 

■費用の面は?

 

歯科医院によってお支払い方法に違いがあるので、

かかる医院に確認が必要です。

通常、転院の際に治療が進んだ分だけ治療費を払い、過分な分は清算をして返金をしてくれる形となりますが、クリニックによっては費用が戻ってこないケースもある様です。

 

 

■後戻りリスク

 

治療を途中でやめると、それまでに治った分が維持されるか

というとそうではありません。

治療途中の場合、噛み合わせ含めて正常になっていないため、

一見凸凹などの不正咬合が改善されているように見えても

その原因が解決されていません。

そのため、また元の状態に戻る「後戻り」という現象が起きてしまいます。

せっかく並んでも元に戻ってしまうため、注意が必要です。

 

 

■治療再開は可能?

 

治療を中断したが、やっぱりまた再開したいという場合もあります。

中断していた期間にもよりますが、

途中から同じように再開できるかというと

意外にそうはいかないことがあります。

まず第一に上に書いた後戻りが起きていると、

再度検査、診断を行い、そこから新しく治療計画を立てる必要があります。

 

 

生活環境の変化など、本人の意思とは関係なく

治療を断念せざるを得ないこともあると思います。

できる限り治療を最後まで続けることが大切ですが、

まずはかかっている矯正の先生に状況をしっかりとお伝えし、相談してみてください。

一時的に矯正装置を外して、リテーナーでその状態を保持し、

治療を再開する時にまた矯正装置を付けて治療を進められるかもしれません。

 

一番初めに書いた通り、矯正治療は治療期間がそれなりに必要で、

その間様々なことが起きます。歯科矯正医と患者さん、スタッフ、

それぞれが信頼し合い、なんでも相談できる関係が大切だと考えていますので、

小さいことでも気になることがあればご相談ください。

 

大人になってから歯並びが悪くなることも

子どものうちから矯正治療を受けるメリットは、

顎の成長を促すことで非抜歯治療(永久歯の抜かない)の可能性が高くなることなどいろいろあります。※全ての方が抜かないということではありません。

そのため、子どものうちに矯正治療を

受けさせておくという方が増えてきています。

 

成人になってからの矯正治療はどうでしょうか?

昔歯並びが気になっていたけど、

治療する機会がなかった、人と接する仕事についているので歯並びを治したい、

など様々な方が矯正治療を受けに来ます。

成人になってから治療するメリットとしては、自分の意志で治療を開始する分、

主体的に臨み、ブラッシングを丁寧に行い、

保定期間もしっかりとリテーナーを使うため後戻りしにくいなど、

いろいろあります。

 

 

子どもの治療においても、大人の治療においても、

それぞれの不正咬合の状況をしっかりと把握し、

日々の癖などの生活習慣も考慮して

治療計画をたてて治療を行っていくことが大切です。

 

 

そこで、今日は、大人になってから歯並びが悪くなる原因について

みていきたいと思います。

 

■親知らず(智歯)の影響

 

大人になってから歯並びが悪くなるケースで多いのが親知らずの影響です。

顎が細く、歯が並ぶスペースがしっかりと確保されない場合など、

親知らずがまっすぐ生えず、隣接する歯を押してしまうことから

歯並びが悪くなることがあります。

 

子どものうちからレントゲンなどで親知らずの向きなどを確認することで、

ある程度予測することはできますが、

最終的に隣接する第二大臼歯(12歳臼歯)への影響は大人になってから分かります。

 

■歯が抜けてしまったことによる影響

 

大人になると様々な理由で歯が抜けてしまう、

あるいは抜いてしまうことがあります。

歯が抜けてしまう理由としては、

虫歯や歯周病が悪化した場合などがあります。

 

歯が抜けてしまったスペースをそのままにすることで、

隣接していた歯がスペースに倒れこみ、不正咬合につながることがあります。

 

■歯を支える土台の問題

 

歯は歯槽骨によって支えられています。

歯周病が悪化し、歯周病菌が歯を支える骨を溶かしてしまうと、

少しずつ歯がぐらつき、歯並びが悪化してしまいます。

 

■癖の影響

 

歯ぎしりや頬杖などの癖から歯並びが悪くなることもあります。

 

こういった癖は成人に限った話ではありませんが、

少しずつの影響が積み重なり、不正咬合につながっていきます。

 

 

街を歩いていても、矯正装置を付けている成人の方をよく目にするようになりました。

矯正治療中にも目立たない裏側矯正(舌側矯正、リンガル矯正)や、

マウスピース型の矯正装置も広がってきているため、

治療しやすくなってきていることもあります。

妊娠中の矯正治療で気を付けること

矯正治療は歯を実際に動かす期間だけでもそれなりの時間をかけて行います。

近いうちに妊娠を考えている方や、その治療期間中に妊娠される方もいらっしゃいます。

 

今回は、妊娠中の矯正治療で気を付けることをお伝えしたいと思います。

 

まず、「妊娠していても矯正治療できるのか」ということですが、

結論から言うと治療を受けることはできます。

ただ、いくつか注意点もありますので、それを見ていきましょう。

 

 

  • 虫歯、歯周病のケア

 

 

妊娠中はホルモンバランスが変化するため、

虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。

矯正治療中に虫歯になると、いったんブラケット(矯正装置)を

外して虫歯治療を行い、また矯正治療に戻ることもあるため、

通常以上にブラッシングをしっかりと行うことが重要です。

 

  • レントゲンなどの検査

 

 

日本産科婦人科学会のガイドラインを見てみると、

歯科用レントゲンによる放射線被ばく量であれば特段問題ないということになりますが、

出来る限り妊娠前に検査を終わらせておく方が安心かと思います。

 

  • 麻酔

 

 

患者さんごとの不正咬合の状態によって治療方針は変わってきますが、

抜歯が必要となった治療の際には麻酔が必要になります。

通常抜歯における麻酔は、局部麻酔といって、

必要カ所にのみ少量の麻酔を使います。

局部麻酔による悪影響の報告はほとんどありませんが、

血圧に影響を与えるものも中にはあるため、

どうしても抜歯が必要になるケースは、安定期になってからの方が安心です。

 

 

 

人に会わない産休、育休中に歯並びを改善して治療を終わらせたいという

要望は実際にあります。

また、結婚式の前に歯並びを改善したいという患者さんも多くいらっしゃいます。

家族構成や生活スタイルが変わる時期だからこそ、

矯正治療を受けておきたいという方のために、

何に注意し、安全に対応できるかもお伝えできればと思いますので、

気になることがあればいつでもご相談ください。

スポーツ選手の矯正治療効果

まだまだ先だと思っていた2020年の東京オリンピック・パラリンピックも、

早いものでもう来年に迫ってきました。

そこで、今回はスポーツをする方の矯正治療について

お話ししたいと思います。

 

テレビでスポーツニュースを見ていると、

昔に比べて矯正装置をつけているスポーツ選手を見かけるようになりました。

 

それでもまだ、「歯並びを矯正すれば、

さらに良いパフォーマンスを発揮するのではないだろうか。」

という選手をお見掛けすることがあります。

 

スポーツとひとことで言っても体重制限がある競技、

マウスガードが必要な競技などさまざまですが、

すべての競技において健康な歯はとても重要です。

 

減量が必要な競技の選手は少量の食事でも満足感が得られるように、

きちんと噛める歯が必要です。

また、タックルや瞬間的に衝突する激しい競技の選手は

お口の怪我から守るマウスガードが必須です。

さらに、競技中に歯が痛くなってしまっては集中力が欠け、

実力を発揮できなくなってしまいますので、

常日頃から虫歯や歯周病などを予防し、一般の歯科治療を受けることが大切です。

 

 

このような一般の歯科治療とは別に、

歯並びの悪い人は矯正治療を受けることで、

持っている運動能力をさらに発揮することが期待できるのです。

 

人間は瞬間的に力を入れるときに思いきり歯を食いしばります。

食いしばることで普段以上の力を出しています。

みなさんも重いものを持ち上げる時や緊張しているとき

無意識に奥歯をかみしめていることに思い当たりませんか?

 

しかし、上下の歯が正しい噛み合わせの位置にある人とない人では、

出せる力に差がでます。

なぜかというと、上顎は頭蓋骨に固定されていますが、

下顎は顎関節でぶら下がっているだけなので上下左右、

ブランコのように動いています。

噛み合わせが悪い人は下顎が身体の重心からずれ、

バランスが悪くなりますので出せる力に差がでてしまうのです。

さらに、噛み合わせの良し悪しは運動能力にも影響してきます。

 

矯正治療をすることで土台である顎が安定し、

咬合力を最大に引き出し、潜在的なパフォーマンスを

さらに発揮することが期待できます。

 

オリンピック・パラリンピックなど大きな舞台で注目される選手たちは

マスコミのインタビューに答える笑顔が連日テレビで放送されることになります。

全力のパフォーマンスはもちろんですが、

綺麗な歯並びの清々しい笑顔も応援する人たちを引き付けることでしょう。

 

スポーツをしていて歯並びが気になっているという方は

矯正専門医に相談されることをおすすめします。

 

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