矯正歯科のお話:「ひらの矯正歯科」ブログ

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様々な お口の中のトラブルの解決になる矯正治療

今日は、患者さんの歯に関する意識調査から、

もう一度矯正治療について考えていきたいと思います。

多くの方が日々懸念されている症状の解決に、

歯科矯正治療が役立つことが分かってきます。

 

 

まずご紹介したいのが、ある調査会社が行った「歯に関する調査」

ということで「あなたが今、お口について気になっていることはありますか?」

という質問に対する回答です。

アンケート調査対象は全国で、1800人ほどのかたが回答しています。

 

 

1位:44.5% 口臭

2位:40.7% 歯の着色・変色

3位:38.7% 虫歯(う蝕)

4位:36.6% 歯石

5位:32.0% 歯周病

6位:25.3% 歯並び

7位:16.2% 歯茎が痩せてくる

8位:16.0% 知覚過敏

9位:15.1% 歯槽膿漏

 

皆さんの中にも上記症状で気になっている方も

多いのではないでしょうか?

 

これらの症状は実は日々のケアで予防できるものがほとんどだったりします。

 

口臭、着色、歯石や虫歯、歯周病と、

しっかりとブラッシングと歯科医の定期健診などで

クリーニングを行っていると結構抑えられたりします。

 

けれども、よくよく見てみると6位にある歯並びを解決することが、

他の症状を抑えることにも大きくつながってきます。

 

これまでもご紹介してきましたが、

歯並びが綺麗になることで、

日々のブラッシングがしやすくなり、

歯石がたまりにくい状態になります。

 

それはもちろん、虫歯や歯周病予防、

知覚過敏予防にもつながります。

 

また、しっかりと噛めるようになることで、

食事における栄養吸収も上がり、

健康的な身体を支えることにもつながります。

 

以前も「8020運動達成者の中には

反対咬合の患者さんはいなかった」という歯科大学病院の研究結果も

ご紹介しましたが、実際多くの方の口の健康に

つながるのが歯列矯正だと思います。

 

矯正治療は、見た目の改善を重視することはもちろんですが、

日々、多くの方が気になっている、

あるいは心配しているお口の中の症状のほとんどを

解決することにつながっていることを

もう一度お伝えできればと思います。

歯に加える力はコントロールできます。

今日は、矯正治療を考える際に多くの方が懸念される痛みについて

少し書いていこうと思います。

 

今回は特に「受験」を控えているお子さんからの

ご質問の答えになると思います。

 

「受験を控えていますが、矯正治療を開始すべきでしょうか?」

 

色々な見解がありますが、半年以上前でしたら、

比較的痛みや違和感になれている状態で受験に入りますので、

問題ないと思われます。

 

もちろん、個々の感じ方には差があるので、

心配であれば受験が終わってから治療開始するということもできます。

 

 

ただ、大切なのは患者さんの年齢、

そして不正咬合の状態とその原因をしっかりと把握することです。

不正咬合の状態と原因によっては、

治療開始を遅らせた分、悪化するということもあります。

 

例えば下顎前突(反対咬合、しゃくれ)といった不正咬合で、

機能的な原因を持っている場合です。

下あごの成長というだけでなく、

上顎の前歯が食べ物を噛むたびに下顎の前歯を押し出す力が働いている場合は、

時間の経過とともに下顎が前に出ていく、

あるいは下顎前歯が外側に倒れこんでいくということもありえます。

 

 

そこで矯正歯科医として出来ることをみていくと、

受験のタイミングに合わせてワイヤーの力を

弱めていくということが挙げられます。

 

基本的な治療は、歯にブラケット(矯正装置)を取り付け、

そのブラケットに金属のワイヤーを通して固定し、歯を動かしていきます。

 

治療開始の段階では、レベリングといって、

大体の歯の並びを作っていきます。

 

このレベリングの段階では、極力弱い力を加える細いワイヤーで治療を開始します。

ある程度並んでから、歯の傾きなど正確に作っていくのですが、

治療を進める段階が進む中で少しずつワイヤーを

太く強い力が加わるようにしてコントロールしていきます。

 

受験のタイミングでそのワイヤーの太さを下げたり、

あるいはブラケットとワイヤーを固定する部分の力を緩くすることで、

歯に加わる力を下げ、痛みがない状態にすることが出来ます。

治療期間がその分少し長くなることもありますが、

治療開始を遅らせることで

不正咬合が悪化することを考えるとメリットがあります。

 

 

歯列矯正は、患者さん個々に不正咬合の原因も状態も違うものを、

患者さんに合わせてオーダーメイドで治療していくものです。

しかしそれは口腔内の状態の問題だけでなく、

患者さんのライフサイクルにも合わせていくことが大切だと考えています。

受験に限らず、就職活動、結婚式など、

様々なタイミングもしっかりと把握したうえで、

一緒に治療計画をみていければと思っております。

歯科矯正の医療費控除について

年末が近づいてくると医療費控除についての

お問合せを頂くことが増えてきます。

今回は矯正治療が医療費控除の対象になるのか

についてご紹介します。

 

 

■医療費控除の対象にあたる矯正治療とは

 

まず控除の対象になるのは、

噛み合わせなどの機能的な問題があると

矯正歯科医が診断した不正咬合になります。

 

子供の矯正治療、噛み合わせ改善の矯正治療、

発音改善の矯正治療などが該当します。

ただし、見た目の改善などの審美的な治療理由は除外されます。

 

■控除対象の治療費

 

上記不正咬合の治療の中で、治療に関係した費用と交通費が主に対象となります。

検査、診断料、処置、調整料など、医院で毎回お支払いいただいている分がそれです。

また治療に係る交通費として、電車代なども対象になります。

対象外となるのは、矯正用歯ブラシ、歯磨き粉やマイカーのガソリン代です。

 

それぞれ該当する費用の合計金額が10万円を超えることが条件となり、

それらの領収書を取っておく必要があります。

 

 

税務署によって判断基準が少し違うこともあるようなので、

最終的には相談してみるのが安全です。

まずは不正咬合の状態をチェックして、

医療費控除の対象かどうかを矯正医に相談してみてください。

 

 

また、少し視野を広げますが、この医療費控除の対象内容をみていくと、

矯正治療が美容などの見た目改善だけが目的でないことが再認識できます。

 

ここでも長く書いてきましたが、

噛み合わせを含む咀嚼機能全体の改善がとても大切です。

 

歯並びが綺麗になることは見た目の改善につながることはもちろんですが、

矯正治療が終わった患者さんの多くは、見た目、発音、

そして食べ物をしっかりと噛めることの喜びを感じることが出来ます。

そして、見えない部分でいうと、虫歯(う蝕)や歯周病リスクが減り、

将来的に8020運動などでも言われている「健康」

でいられることが何よりも財産になります。

 

いい歯の日:11月8日

もうすぐ118日になりますが、何の日がご存知でしょうか?

 

実は歯並び、噛み合わせの重要性を広げていこうと日本矯正歯科学会が制定した、

「いい歯ならびの日」なんです。

(「いい歯の日」としては日本歯科医師会が制定)

 

「いい歯の日」「いい歯ならびの日」ともに、

歯の健康から体の健康につながる意識が

少しでも上がっていけばという日で、

今日もいい歯、いい歯ならびについてみていこうと思います。

 

 

118日と同時に国民の健康に関するもので

8020運動という運動をここでも紹介したことがあります。

 

80歳までに20本の歯を残しておこうという運動ですが、

年々達成者の割合が増えてきていて、

2022年には50%の方が達成できるようにということで、

日々のメンテナンスから、噛み合わせ、

歯並びの重要性についてさまざまなところでうたわれています。

 

例えば、財団法人口腔保険協会が発表した調査では、

食事を「とてもおいしい」「おいしい」と感じている人は、

平均20本以上の歯があるというデータがあります。

 

・とてもおいしいと感じる:20.1

・おいしいと感じる:19.3

・普通:16.8

・おいしくない:11.1

 

実際自分の歯でしっかりと咀嚼できるかどうかというのは、

毎日の食事に大きく影響しますよね。

 

 

8020運動にしてもいい歯ならびの日にしても、

矯正歯科治療が大きくかかわっていることは

だいぶご存知の方が増えてきていると思います。

実際矯正治療を行った患者さんがどういった感動があったのかも、

今日はご紹介してみたいと思います。

 

調査対象:全国高校生以上837名で、

動的治療期間(歯にブラケットが装着され、実際に動いている期間)が終了し、

保定装置期間(後戻りを防ぐためにリテーナーなどを使っている期間)に入っている方。

 

■矯正治療を受けて、現在の歯並びに満足していますか?

 

YES95.5%

NO4.5%

 

■矯正治療を受けてよかった点を教えてください。

 

・食べ物がよく噛めるようになった:71.5%

・虫歯(う蝕)になりにくくなった:46.1%

・今まで以上にケア(日々のブラッシングなど)をするようになった:94.7%

・歯並びを気にせず会話が出来るようになった:71.0%

・自信が持てるようになった:63.9%

 

 

矯正治療は見た目の美しさに関してもとても大切な治療になりますが、

健康のこと、毎日の食事のことを考えると

さらに大切な治療なんだと再認識させられます。

 

118日「いい歯ならびの日」に向けて、

少し歯と健康に意識を向けていただけたら嬉しく思います。

 

裏側矯正(舌側矯正、リンガル矯正)を選んだ理由

近年、見えない矯正治療として、裏側矯正(舌側矯正、リンガル)

を選択される患者さんが増えています。

また、日本の場合、世界と比べても裏側矯正は支持されてきています。

 

日本の場合、治療期間中に矯正装置(ブラケット、ワイヤー)

が見えないように気にされる方が多いだけでなく、

裏側矯正の対応できる矯正歯科医が日本には比較的多いということも考えられます。

世界の舌側矯正歯科学会においても、日本の矯正医が参加する率は高く、

また、講演している矯正歯科医も多い実情があります。

 

ただ、そうはいってもまだまだ裏側矯正の経験をしっかりと

積んできている矯正医の絶対数が少ないのもあり、

不正咬合の状態によっては表側矯正で治した方が良いと

いわれてしまう患者さんもいるのも事実です。

 

 

そんな中、日本の裏側矯正を経験してきている

矯正歯科医のところに来ている患者さんの、

「裏側矯正を選んだ理由」というアンケートを見つけましたので、

ご紹介したいと思います。

 

 

治療中に周りに気づかれたくない

 

これは初めに書いた通り、最も多い理由ではないでしょうか。

ひらの矯正歯科に来られている患者さんの中にも、

裏側矯正を選ぶ理由として一番多いのがこれにあたります。

 

見た目が早く綺麗になる

 

これは意外なことかもしれませんが、

しっかりと裏側矯正を経験してきている矯正歯科医のところで治療をすると、

表側と大して変わらない治療期間で矯正治療は終わります。

ただ、ブラケットが表についていない分、

簡単な叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)などは

早い段階で並んでくるので、綺麗になっていく実感は

表側矯正よりも早く感じます。

 

結婚式があるので裏側矯正にした

 

モデルさんや、CAの方、営業職の方など、

人と接する機会が多い方が裏側矯正を選択することが多くあります。

 

また、結婚式の前に治療したいという患者さんの場合、

噛み合わせまで含めての治療となると、

それなりの期間が必要になるため、裏側矯正を選ぶことが多くあります。

 

■食事後の問題

 

矯正治療中には、食べ物がブラケットに挟まってしまうことがあります。

表側矯正だとその食べ物の残りが挟まっているのが見えてしまう

ということで裏側矯正を選択するという患者さんもいらっしゃいます。

もちろん表側矯正でも食後すぐに歯磨きをすることで解決できますが、

外勤の方など、すぐに歯磨きが出来ない環境の人にとっては

裏側矯正がその解決策になります。

 

 

裏側矯正のメリットは様々です。

 

ここで紹介したこと以外にもたくさんあります。

不正咬合の原因を考えて治療方針を決めていきますが、

実際に患者さんの生活リズムや環境を考慮して決めていくことも大切な視点です。

少しでも疑問がなくなった状態で

矯正治療を行っていただければと思っておりますので、

気になることがあればいつでもご連絡いただければ幸いです。