横浜の矯正なら「ひらの矯正歯科」ブログ

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東京矯正歯科学会 2016年

東京矯正歯科学会に参加してきました。
例年、有楽町にて関東の矯正医を中心として開催されます。

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今年は当院所属の認定医Dr.の発表もありました。

日本矯正歯科学会の認定医は、5年ごとの更新が必要となり
口頭試問を受けて合格して、はれて更新が可能となります。
なかなか厳しい制度ですが、厳しいからこそ価値のある資格だと
思います。

学会終了後は、大学矯正科医局時代の仲間たちと懇親会を開き
良い情報交換ができました。

11月には、日本矯正歯科学会、日本舌側矯正歯科学会があり、
今年もまだまだ忙しそうです。

部分矯正

今回は、部分矯正について考えていこうと思います。

部分矯正というのは歯列全体を治していく治療ではなく、
気になる部分だけを綺麗に並べる歯列矯正治療のことで、
M.T.M.(Minor tooth movement)とも呼びます。

実際にブラケット(矯正装置)を装着するのは
ほとんどの場合、前歯部だけなので、
最近では、全体の矯正治療より「安価」、
「治療期間を短く治せる」ということで
部分矯正を希望される方が増えてきています。

しかし、適応症が限られる等
いくつか注意しないといけない点がありますので、
今回はそれをお伝えしていければと思います。

■部分矯正のメリット

・費用が安くなる:使用する矯正装置の数が少なく、
また治療期間も比較的短いため、治療費は全体の矯正治療より安くなります。

・治療期間が短い:重度の不正咬合ではなく、叢生など簡単な症例の場合に
部分矯正をするので、治療期間は通常の歯列矯正より短くなります。

患者さんの中には、結婚式や受験勉強、留学、
就職などの大きな生活の変化の前の限られた期間で治療を終わらせたい、
あるいは過去矯正治療を受けたことがあり、
少し後戻りしたのでまた綺麗に並べたいという方もいらっしゃいます。
多くの方が第一印象にも大きく影響を与える前歯部の叢生(デコボコ)や、
正中離開などすぐに見える部分の矯正治療を希望されています。

このように一見うれしい話ばかりのように聞こえますが、
部分矯正での治療が出来ない場合や、
部分矯正で注意すべきポイントもあります。

■部分矯正の確認すべきポイント

・奥歯の咬合関係:上下の奥歯(第一大臼歯)の咬み合せは歯列全体の軸になります。
例えば、前歯のみの部分矯正の場合
治した部分のみ良くなりますが、動かしていない奥歯の咬み合わせが
良くなるわけではありません。
そのため部分矯正をする以外の歯の状態、奥歯も含めた咬み合わせを
部分矯正だけで問題がないか治療開始前に十分に検討する必要があります。

・治療の全体の質:全体の矯正治療と比べると当然治療後の質は下がります。
動かす部位が部分的となるので動かしていない部分に関しては、自然のままとなるので
全体の咬み合わせは治りません。
結婚式などの期限が迫っている場合に部分矯正を選ばれる方は多いですが、
やはり結婚式後に全体治療として矯正治療の続きをされる方も多くいらっしゃいます。

・重度の不正咬合:これはイメージ湧くかと思いますが、上顎前突(出っ歯)、下顎前突(反対咬合、受け口、しゃくれ)といった重度の不正咬合がある場合はなかなか部分矯正というわけにいきません。

部分矯正はメリットもありますが、注意しなければいけない点も多くあります。
しっかりとした診断の上で判断する必要があります。
安易に「費用が安い」「治療期間が短い」ということだけで判断するのではなく、
しっかりと相談、検査、診断をしたうえで選択していただきたいと思います。

遅くなりましたが

ブログの内容が少し遅いのですが….(笑)、
GWのお休みを利用して家族で浜松へ行ってきました。

ちょうどこの時期は、浜松祭りが催されており
浜松市が1年で一番盛り上がる時期とのことです(地元の人談)。

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浜松市には、中田島砂丘という広大な砂丘があり、
その近くでは、大きな凧揚げが行われていました。

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この凧は、長男が生まれたお祝いに
大きな凧を地元の方の協力のもとあげるそうです。
近年では長男でなくても
次男、女の子の時もお祝いであげるそうです。

我が家の子供たちも大きな凧は初めてみるので、目を丸くして
感激していました。

またお祭りとは関係がないのですが、
浜名湖周辺で採れた魚のつかみ取り大会が行われており、
子供たちは、みごとクロダイをゲットして大喜びでした!

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その場で料理して頂き地元、浜名湖の幸を美味しく頂き、

そして浜名湖と言えば「ウナギ」です。夜には、おいしい鰻も頂いたので
心とお腹にやさしい家族サービスとなりました。

顎関節と矯正治療に関する講演会に参加してきました。

Orthodontics based on TMJという講習会に参加してきました。
Orthodonticsとは、矯正。TMJとは、顎関節の略称です。
顎関節(顎の関節)に基づいた矯正治療についてです。

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いわゆる歯列だけ診るのではなく、顎の関節の位置に基づいた
矯正治療という内容です。

一般的に矯正治療は、歯並びを治す治療とだけと思われがちですが
実は奥が深く上下の歯をきちんと咬みあわせた時に
顎の関節の位置も正しい位置に合っていることも目標としています。

もしそうでないと、咬んだ時に顎の関節に負担がかかり
顎関節症の一因にも成り得ます。

顎の位置について補綴学(入れ歯、差し歯など)、口腔外科、矯正歯科など
歯科の分野でさまざまな研究が行われ、
いつもその重要性が議論されています。

今回、講演会の中で講師の先生が
「歯を綺麗にならべるだけならば、芸術と同じになってしまう。
矯正歯科は医療なので口腔周囲の健康を考えて歯並びを構築
しないといけない。サイエンスがないといけない。」との講演があり
大学病院の医局時代に当時の教授がおっしゃっていた
「矯正はArt and Scienceだ」との言葉と通じるものがありました。
私も大学医局員時代に顎関節症の症状がある矯正患者さんの発表を
学会で報告をした経緯があり、
この分野は重要視して日々、診療にあたっております。

治療の朝9時から夕方5時まで、
みっちり講演を聞かせて頂きとても身になるものがありました。
新たな刺激もありましたので日々の臨床にいかしていきたいと思います。

抜歯した場合のその隙間はどうしている?

今日は抜歯した場合のお話です。

基本的に非抜歯治療で健康に問題がなく仕上げることが
可能あれば非抜歯治療での矯正治療を計画していきますが、
長く安定した歯列を維持するために抜歯治療が必要となり得ることがあります。
非抜歯治療だから必ず良いというものではなく、
抜歯治療の方が良い、メリットがある場合もあります。
顎の骨のサイズによっては無理やりスペースがないところに
永久歯を詰め込むよりも安全な場合もあるからです。

今回のテーマ、抜歯して生じる隙間が閉じられるまでの間に
どうしているのかという疑問に関してお答えします。

特に裏側矯正(舌側矯正、リンガル)の場合は、
治療中も見た目を気にして選ぶため、
抜歯したスペースがそのままになってしまっていては
目立ってしまい気になるところかと思います。

答えからいうと、Tek(テック)と呼ばれる
仮歯のようなものを装着するのが一般的です。

例えば第一小臼歯(前から4番目の歯)を
抜いた場合は第二小臼歯の近心(前より)に
プラスチック製のテックを接着します。
このテックは厚みがなく、
あくまで表から見たときに歯があるように見えるものです。

テックを装着するメリットとしては、
抜歯したとしても、いわゆる「すきっ歯」にならず
見た目が気にならなくなります。
ただ、完全にスペースを埋めるということありません。
当然ながら、残っている歯を動かしてスペースを閉じていきますので、
次回来院時までに動く分は最低でも隙間を作る必要があるからです。

そのようなテックですが、注意していただきたい点もあります。
それはあまり硬い物をテックの部分で噛まないようにということです。
先に書いたように、テックには厚みがないプラスチック製のものになります。
そのため、食べ物を噛むということには適していません。
あまり強い力がかかると外れてしまう恐れがあります。
もし外れてしまった場合は、もちろん当院にて再セット致します。

矯正治療は日々進化してきています。
患者さんの要望に応えられるよう矯正材料も進化していますし、
矯正専門医としての技術、知識や情報も常に進化し続けています。
今回は治療途中における心配ごとに関してのないようになりますが、
ふと思った疑問などもいつでもお問い合わせ頂ければと思います。

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