質問事項を明確にしておこう:「ひらの矯正歯科」ブログ

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質問事項を明確にしておこう

今回は、主に矯正相談に来られる前の話になりますが、質問事項についてまとめておいていただくことの重要性についてお話していきます。

こちらを読んでいただいている方は矯正治療前、もしくは検討中という方が多いかと思いますので、まずは矯正治療の流れについて紹介していきます。

1、カウンセリング
カウンセリングはお口の悩みや治療に関する質問や相談をする場です。
なぜ治療をしようと思ったのか、どこが気になるのかといった主訴を歯科医師に伝えて、歯列矯正のメリットやデメリット、装置の種類、おおよその治療期間、通院回数、費用など、歯や治療に関する説明をいたします。患者さんごとに考えていること、求めていることは全く違いますので、ひらの矯正歯科としてもとても大切にしている時間です。

2、精密検査
歯並びや噛み合わせの状態、骨格や歯の生え方などを専門の機器を使用して検査していきます。
歯型の採取や噛み合わせの検査、レントゲン撮影(口腔内・頭部)、写真撮影(口腔内・顔貌)、虫歯や歯周病のチェックなどを行います。この検査を基に、治療の計画を立案していきます。

3、診断と治療計画説明
カウンセリングと精密検査の情報を基に、歯科医師が治療計画を立案していきます。
そのため、カウンセリングから数日から十数日後に再度訪問をしていただき、治療計画の説明を行います。
初診時のカウンセリングでは、おおよそであった治療期間や通院回数、費用、抜歯の有無などもこの時に決定します。

4、治療の準備・治療開始
治療を受けることが決まったら、まずは口腔内の状態をチェックします。
虫歯などがある場合はまずそちらの治療を行い、抜歯の必要があれば処置を行います。
(虫歯、抜歯は当院では行っていないため、かかりつけ歯科医院または提携歯科医院をご紹介致します。)その後、矯正装置を取り付けて治療開始となります。

この様な流れで治療を開始することとなります。
前述のカウンセリングと治療計画の説明の時に質問などをしていただけるので、この時にしっかりと聞きたいことや疑問に思っていることを聞いてもらえたらと思います。
よく聞かれる内容としては以下のようなものがあります。
・治療の開始時期や治療方法(例:舌側矯正か可能か?何歳から治療を開始するのが良いのか?など)
・治療期間や費用(例:結婚式や就職活動までに治療は終えられるか?医療費控除について?など)
・治療中の生活(例:部活動への影響は?発音や食事のしにくさはどの程度か?など)
・転医について(例:転勤の可能性があるが、その際にはどうしたらいいのか?進学で県外に出る予定だが、治療に通うペースは調整できるのか?など)

この他にも、患者さん毎に気になることやわからないことはたくさんあると思います。
ただ、説明を受けながら全て思い出して質問するのは大変だと思いますので、予め聞きたいことはまとめておいていただけるといいのではないかと思います。
また、治療計画の立案にも患者さんの要望などは出来る限り取り入れて進めていきますので、もれなく伝えていただくことでよりスムーズな治療へとつながります。

ひらの矯正歯科では患者さん一人一人のお話をしっかり聞く所から治療が始まると考えています。
それは、一人一人の不正咬合の状態が違うだけでなく、その原因も違い、さらに患者さんご自身がどういった部分を改善したいのかも違うからです。
一人一人丁寧な治療をオーダーメイドで提供するため、出来る限り相談時に質問漏れがない方が良い治療計画と治療提供につながると思います。
勿論治療開始後にもわからないことなどは出てくると思いますので、いつでも遠慮なく質問や要望は仰っていただけたらと思います。