不正咬合のさまざまな種類 その2:「ひらの矯正歯科」ブログ

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不正咬合のさまざまな種類 その2

前回のブログで不正咬合の内、審美的な不正咬合について書きました。

上顎前突(出っ歯)、
反対咬合(受け口)、
叢生(デコボコや八重歯など)、
正中離開など、
比較的見た目に関係する歯並びの状態についてご紹介しましたが、
今回は幼少期において見た目に気が付きにくい
不正咬合についてご紹介したいと思います。

1)交叉咬合(こうさこうごう)
交叉咬合は上下の歯列が左右にずれているものです。
本来あるべき位置より上顎が右にズレていたり、
下顎がずれていたり色々なパターンがあります。
左右=水平方向にずれているため、前歯で食べ物を咬みきることは出来ます。
しかし奥歯がしっかりと咬み合っていない為、
すりつぶすということがあまり出来ません。
正しい位置にある場合は、上下の一番前の2本の歯の間が
ほぼ一直線の線でつながります。
正中と呼びますが、鏡の前で「イー」とすれば直ぐにご自身でも判断出来ます。
※歯の大きさは左右で差があるため必ずしも
完全に一致しなくてはいけないということはありませんが、
5ミリ以上ずれが生じた場合、注意が必要です。

2)開口(かいこう)
文字通り口が開いている症状で、奥歯は咬めているのに
前歯が咬み合わないというものです。
これは前歯で物を咬み切るということが難しいタイプです。
また、前歯が開いているだけでなく、口自体が開いている状態が続くこともあります。
口が開きがちになると唾液の自浄効果が下がり、
虫歯になり易いというリスクもあります。
開咬に関しては、幼少期である場合、
前歯が噛んでいなくても単に「これから前歯が伸びてくる」と
思いがちの噛み合わせで親御様が気付きにくい咬み合わせの一つです。

3)過蓋咬合(かがいこうごう)
過蓋咬合は開口とは逆に咬み合わせが通常よりも深いタイプを指します。
上顎の前歯が下顎前歯に深くかぶさっていて、
中には下の歯が全く見えない状態まで咬みこんでいる場合もあります。
物を咬みきる際には下顎の前歯の先端と、
上顎前歯の歯茎部分を使うことになるため、
歯肉炎リスクにもつながってきます。

前回ご紹介した出っ歯や受け口なども食べ物を咬む機能に関して
難が生じる場合もありますが、
しっかりと食べ物を咀嚼する必要性を考えると
早めの矯正治療を考えていきたいものになります。

気になることがあれば横浜ひらの矯正歯科へ
お問い合わせいただければ幸いです。

ひらの矯正歯科

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