矯正治療前に相談に行った歯科医院数と矯正治療を決めた理由:「ひらの矯正歯科」ブログ

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矯正治療前に相談に行った歯科医院数と矯正治療を決めた理由

今回は、矯正治療前に相談に行った歯科医院数と
矯正治療を決めた理由に関するアンケート調査について書いてみようと思います。

矯正治療は期間が長くなる為、しっかりと考えて
矯正治療を開始することになります。
そのため、いくつか歯科医院を見てから決めるという患者さんも
いらっしゃるのではないでしょうか。

今回紹介するのは、あるインターネット調査会社が
2017年夏に行った最新の調査結果です。

■「あなたが歯の矯正治療をはじめるまでに、
相談に行かれた歯科医院数を教えてください」

・1ヶ所:68.9%
・2~3ヶ所:27.8%
・4~5ヶ所:2.6%
・6ヶ所以上:1.3%

意外に1か所という患者さんが多いことに驚きました。
都内や、横浜などの地域ではもう少し2,3か所という患者さんが多いと思いますが、
全国で見るとこの数字になっています。
以前の別な調査結果では、日々通っていた医院で
そのまま矯正治療を開始したという患者さんが多いデータもありましたので、
ある程度正確な数字なのかもしれません。

■「あなたが、歯の矯正治療をしようと決断した理由を教えてください」

・108名:医師の説明が丁寧でわかりやすかったため
・75名:装置や治療方法・治療計画などが自分にあっていたため
・42名:費用が安かったため
・17名:治療期間が短かったため
・74名:通院が便利そうであったため
・21名:知人から紹介された歯科医院だったため
・129名:両親が決めた歯科医院だったため
・10名:その他

みなさんが決断するとしたら、注目したいポイントはどれでしょうか。
最も多い「両親が決めた」というのは、
全体の半分近くが乳歯列期での治療というデータもあるので、
そこから来ているのかもしれません。

2番目に多い「歯科医師の説明が丁寧でわかりやすかったため」というのは
とても重要なポイントかもしれません。

ご存知の通り矯正治療はある程度の長い治療期間が必要となります。
安心して通院できることというのは患者さんにとって
実は最も大切なことではないでしょうか。

では、その歯科医師からの説明で何に注目するのがよいでしょうか。
患者さん個々によって気になるポイントは違うかもしれませんが、
不正咬合の原因とそれに対する治療計画が理にかなっているか
についてぜひ注目してもらいたいと思います。

というのも、患者さん個々の不正咬合の状態、
骨の成長具合など様々だからです。

不正咬合の原因によって治療方針が変わってくることもあります。
抜歯や非抜歯においてもアプローチが変わってきます。
顎の骨が小さいのに、単に非抜歯治療する!
ということでは後戻りのリスクも出てきます。
非抜歯で治療するならどうやってスペースを確保するのか
なども確認する必要があります。

少し難しく感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
前に書いた通り、不正咬合の原因と状態は様々です。

しっかりと患者さん個々に向き合い、
永く安定した歯列を確保するための治療が出来るかというのが
何より大切なポイントになってきます。
見えない裏側矯正など治療方法も大切ですが、
しっかりと原因解決の治療も意識して
矯正専門歯科医に相談してみるのが良いと思います。