歯ブラシの保管方法:「ひらの矯正歯科」ブログ

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歯ブラシの保管方法

今回は、矯正治療中のメンテナンスの一環でもある、歯ブラシに焦点を当ててお話していきたいと思います。

 

矯正治療中は、矯正装置(ブラケットやワイヤーなど)が歯に装着されている状態のため、通常よりもメンテナンスが難しくなります。

そのため、歯ブラシや毛先が細くなったタフト、デンタルフロスなどを使用してしっかりと磨き残しがないように練習もしていただいています。

しかし、意外とおろそかになりがちなのが、歯ブラシの保管方法なので皆さんも普段のご自身の行動を思い出しながら確認してみてください。

 

歯ブラシの植毛部分は、毛が密集しているため、ブラッシングをした際のプラークや食べ物のカスが間に残りやすいだけでなく、水分も残るので雑菌が繁殖しやすい環境です。

本来雑菌を繁殖させないためにブラッシングを行っているのに、雑菌まみれの歯ブラシで歯を磨いていると虫歯や歯周病のリスクも上がってしまうため、しっかりと歯ブラシの管理を徹底してもらえたらと思います。

 

では具体的な歯ブラシの洗い方・保管方法を説明していきます。

 

まず歯ブラシの洗い方ですが、ブラッシングが終わったら、10秒以上水で歯ブラシをしっかりすすいでください。

その後、植毛部分の毛の間や根元の部分に汚れが残ってないか確認し、指で揉みながら10秒ほどしっかりと洗います。

ここでプラークや食べ物のカスが残ってしまうと、雑菌が増える原因にもなるため注意してください。また、そもそも食べ物のカスなどを減らすという観点から、歯磨きする前にデンタルフロスを使用したり、水や洗口液でうがいをしてから、ブラッシングを行うのも効果的です。

 

次に、しっかりときれいに洗った歯ブラシの保管方法ですが、雑菌は湿気が多いと繁殖しやすくなります。

そのため、歯ブラシも水分が残っている状態だと細菌が繁殖しやすくなるので、清潔なティッシュやタオルで水分を拭き取り、なるべく水分が残らないように乾燥した状態で立てかけて保管するようにしてください。

また、歯ブラシ交換のタイミングですが、よく言われるように毛先が広がってきたらブラッシングの効果が低くなってしまうため、すぐに交換してください。

また、まだ使えそうだなという状態でも、衛生面を考慮して1か月から1か月半を目安に交換することをお勧めします。

 

いかがでしたでしょうか。おそらく普段何気なくしていた歯ブラシの保管方法ですが、あらためて見てみると毎日ここまで出来ているという人は少なかったのではないですか?

万が一、矯正治療中に虫歯などが出来てしまうと、矯正治療を一旦ストップしてそちらの治療を優先させる必要が出てくるなど、治療期間にも大きな影響が出てしまいます。

私たちもメンテナンスに来ていただいた時にはチェック・アドバイスするようにしていますので、一緒に頑張っていきましょう。