ひらの矯正歯科|横浜市瀬谷区の矯正歯科 ブログ

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歯並び講演会2017 ~あづまの幼稚園にて~

開業1年目から、母校である「横浜あづまの幼稚園」にて
親御様を対象に子供の歯並びに関する講演会をしてきました。

テーマは「永久歯へのはえかわりと矯正治療」です。

梅雨の暑い時期に多くの親御様にいらして頂き光栄でした。

矯正治療というと自費、装置が大変そう、
子供が装置を使ってくれるのか?
痛いのか?装置の見た目はどうなの?
といった様に一般の皆様にとって
敷居が高いのが現状となっていると思います。

毎年、上記の疑問に答える形でスライドを作成して
講演をしてきました。

開業からずっとこの難題に取り組もうと思い、母校の
あづまの幼稚園の理事長先生にご相談したところ
快諾を頂き、現在に至ります。
今年で9回目の開催となりました。

講演が40分で、そのあとの質疑応答が約60分となり
いろいろなご質問を頂き、親御様の矯正治療や
お子様の歯並びに関しての関心の高さに
いつも感心させらています。

講演会終了後は、ご厚意により幼稚園の給食を御馳走になりました。

そこには、私が幼稚園の時からいらした理事長先生、
園長先生もいらして、なんだか40年前にタイムスリップを
した感じでした(笑)

また来年もこういった矯正治療の良さを伝えていく
啓蒙活動を積極的に行っていきたいと思います。

よろしくお願い致します。

あづまの幼稚園の皆様ありがとうございました。

年齢別歯が抜ける本数

歯を一生大切に残したいというのは、誰もが思うことです。
そのため、予防歯科などの価値がこれまで以上に高くなってきているのもあります。

以前書いたこともありますが、8020運動なども広がってきていて、
歯列矯正も8020運動に関わって多くの人の歯の健康を支えてきています。

今日は実際どれくらい歯が抜けていくのかというのを見ていってみましょう。

・40代:1.5本
・50代:2.5本
・60代:3.0本
・70代:5.5本

実は40代で平均1.5本歯が抜けるそうです。

20代、30代だと自分の歯が抜けてしまうということは
あまり想像できないと思いますが、
多くの人が40代で歯を失う経験をします。
50代、60代と抜けてしまう本数が増え、
70代になると何と5.5本も抜けてしまうそうです。

これを合わせると合計で12.5本も歯が抜けてしまう計算になりますので、
通常親知らず(智歯)を除く28本から引くと半分近く歯が
なくなっていることになってしまいます。
80歳までに20本の歯を残そうという8020運動で考えると、
多くの方が未達成になってしまうということになります。

では歯が抜ける原因は何でしょうか?

一番はやはり歯周病、次に虫歯(齲蝕)が考えられています。
この二つは実は日々のしっかりとした歯磨き、
そして定期的な歯科医院でのクリーニングでだいぶ予防出来ます。
そのため、定期検診にしっかりと行っている方の
8020運動達成率が高いというのもうなづけます。

その他の原因としては噛み合わせや怪我というもの挙げられています。
怪我に関してはどうしようもないことですが、
噛み合せと残存歯数の関連性は歯科大学の調査でも認められています。

8020運動達成者の中に重度の不正咬合、上顎前突(出っ歯)や
下顎前突(反対咬合、受け口)などが見られなかったというのは以前書いた通りです。

また歯並びが綺麗になることで齲蝕、
歯周病リスクを下げられることもあります。
歯列矯正治療を受ける目的として、
虫歯対策という方も増えてきているのも現状です。

齲蝕などの歯の問題は放っておくことで解決することは決してありません。
早い段階で将来のことを考えて、1本でも多く自分の歯が残り、
毎日の食事を楽しめるようになっていただきたいと思っています。

補綴物(つめもの、被せ物、差し歯)があっても矯正治療が出来るの?

今回は、補綴物(被せ物、銀歯、差し歯、つめもの)に
関してご紹介していきたいと思います。

齲蝕(虫歯)などの治療において、
様々な材質のつめものや被せ物を使用します。

そういった補綴物があっても矯正治療を受けることが出来ますか?
という問い合わせも増えてきています。

① コンポジット(プラスチック)

これは加工しやすく、素材自体が安いため、
治療費を抑えられる点でメリットがあります。
しかし、着色しやすく、傷がつきやすいのが難点です。
傷がつきやすいため雑菌の繁殖も心配すべき点です。

② セラミック

コンポジットとは違い表面はつるつるしていて色、透明感があるのが特徴です。
自然の歯よりも美しいというイメージもあるくらいです。
デメリットとしては、硬すぎるため、強い衝撃で割れてしまうことがあります。
また費用が少し高くなります。

③ ゴールド(金)

「金歯」という方が身近に感じられるかもしれません。
柔軟性がある為、歯にしっかりとフィットするというメリットがあります。
また隣接歯(隣の歯)を傷つける心配もありません。
更に金属アレルギーになりにくい材質として重宝されています。
デメリットとしては、当然金なので値段が高いというのがあります。

④ ジルコニア

最近注目されてきている材質で、ジルコニアというものがあります。
模造ダイヤとも呼ばれるもので、その強度がメリットです。
ただ、真っ白で透明感がないため、
表面にセラミックを吹き付けたものが歯科では多く使われています。
このデメリットとしても費用になります。

この他にも金銀パラジウム合金という銀歯や、
セラミックとプラスチックを混ぜたものなど
色々と歯科補綴物としては出回っています。

始めに書きました、そういった補綴物があっても矯正治療できるのか?
という質問に関しては、「基本的に出来ます。」というのが答えになります。

補綴物専用の接着剤を使用して、ブラケットを装着して治療する、
あるいは目に見えない少しの傷をつけてブラケットを接着するなどで
対応することもできます。

ただ上にある通り、それぞれの材質の特徴に合わせて考えていく必要がありますので、
矯正治療を開始する前にしっかりと矯正専門医に相談するようにしましょう。

口臭対策にもなる矯正治療

今回は以前に書きました歯と口の健康に関する
意識調査にもあった、口臭に関してになります。

口臭が気になるという方は69.7%という結果が出ていましたが、
更に細かくみた調査結果があります。(523名対象)

■口臭について、どのようなことが気になりますか?(複数選択可)

・59.7%:自分の口臭の有無や強さがわからないこと
・56.0%:自分の口臭に周りの人が気付くか、不快にさせてしまっていないか
・43.8%:口臭を無くす方法を知りたい
・43.0%:口臭を予防する方法を知りたい
・37.5%:自分に口臭があること

■口臭が気になった時に何かしていますか?(複数選択可)

・59.7%:歯磨き
・55.8%:飴、ガム、ミント菓子を食べる
・47.0%:水で口をゆすぐ
・27.3%:ブレスケアなど専用のものを食べる
・26.8%:マウスウォッシュなどの洗口液を使用する
・26.8%:コーヒー、お茶、ジュースを飲む
・7.5%:マウススプレーを使用する
・0.4%:その他
・7.6%:何もしない

みなさんはいかがでしょうか。
アンケート結果の通り、口臭の難しい点は、
本人がなかなか気付きづらいということではないでしょうか。

二つ目の質問を見てみると、口臭を気にされている人のほとんどが
何かしら対策をとっているのがわかります。
ですので一つ目にある口臭を無くす方法に関しては、
色々と息をケアする商品などもあり、
身近になってきている気がします。

今回のポイントは、実は「口臭を予防する方法」のところだと思っています。
口臭の原因を解決しないと、常に対処療法で対応するしかないためです。

では口臭の原因はなんでしょうか。

それには色々な要素があります。
その一つが口腔内の衛生的な問題です。

食べ残し、磨き残しがあることで臭いにつながることも多々あります。
これまでも書いてきた通り、叢生(乱ぐい歯、デコボコ、八重歯)などが、
歯ブラシが届きづらく、齲蝕(虫歯)の原因だけでなく
口臭の原因になることもあります。

また、ドライマウスが原因になることもあります。
口腔内が乾燥してしまうと、細菌が繁殖しやすく、
そこから口臭につながることがあります。
不正咬合でいうと、オープンバイト(開口)や
上顎前突(出っ歯)、下顎前突(反対咬合、受け口)が
口の中を乾燥させやすいものです。

多くの人が気にされている口臭に関しては、
日々の丁寧な歯磨きが予防の大前提です。
そしてそのさらなる原因になる可能性がある不正咬合は、
矯正治療で治すことできます。

その時々の対処ももちろん大切ですが、
原因に目を向けることが根本解決につながります。
そういった視点で矯正治療を考えられる患者さんも増えてきていますので、
気になる点が出てきましたら矯正専門医に相談してみてはいかがでしょうか。

福井恐竜博物館に行ってきました。

2017年ひらの矯正歯科GW休暇が終わりました。
今年は5月3日~5日までの3日間でした。

私は、家族と福井県にある福井恐竜博物館へ行ってきました。
飛行機と電車を乗り継いでの旅でした。

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ここの博物館は実際に化石の発掘体験が出来ることもあり、
息子と娘の希望で今年のGWの家族旅行の場所に決定しました。

博物館自体もとても大きく、70体の恐竜の骨の展示があり
フクイラプトル等、ここ独自の恐竜も展示されており、子供たちも
興味津々でした。

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子供たち念願の化石発掘体験では、見事、貝の化石と植物の化石を
掘り当てることができ大喜びでした。

ちなみに私もなんとか貝の化石を発掘できました。

この発掘した化石は、持ち帰ることが出来るのです!
うれしいですね。

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私は、職業柄、恐竜の歯に注目して見学をしてきたのですが
あの有名なティラノザウルスの歯には、歯おのおのに
ギザギザな鋸のような刃がたくさんついていて
捕食の際に肉を消化しやすいように
なっているそうです。
勉強になりました。

その他もいろいろ見てきましたので、興味がある方は
診療の際に私に声をかけて下さいね(笑)