2015/01/27
2月15日、Dr.Mclaughlin 矯正セミナーに出席するため
臨時休診とさせて頂きます。
Dr.Mclaughlinは、南カリフォルニア大学の臨床教授をされている
有名な矯正ドクターです。
「ClassⅢと非対称治療におけるインターアーチ矯正治療メカニクス」
というテーマにて2日間に渡り講演されますので勉強してきます。
2015年も、今の技術に満足せず、常に学ぶ姿勢で頑張って参ります。
それに伴い、2月11日(祝・水曜日)、通常時間にて振替診療致します。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。
2015/01/21
今回は、まず興味深い記事をご紹介したいと思います。
この記事は、去年の朝日新聞デジタルが行った男女1744名へのアンケート調査で、
「コンプレックスを感じる身体の部分」についてでした。
何と堂々の第一位になったのが「歯」だったそうです。
調査結果の順位の詳細を見てみましょう。
1位:歯(573票)
2位:頭髪(553票)
3位:お腹(493票)
4位:足(453票)
5位:鼻(362票)
6位:目(322票)
7位:胸(252票)
8位:眉毛、お尻(238票)
10位:体毛(216票)
ちなみに「あご」が146票の18位とのことですので、
矯正歯科で関係している点で見ると719票にも上ります。
歯を選んだ方の意見を見てみると、
歯並びが悪い為に人前で笑えない、
凸凹で磨き残しが多く虫歯になり易い、
歯の色が気になる、等が挙げられています。
顎を含めると出っ歯、受け口なども
これに含まれているのではないでしょうか。
矯正治療専門医としてはどうしても咬み合わせから
受け口や出っ歯の治療の必要性など医学的に考えてしまいます。
しかし今回のアンケートを見てみるとやはり審美的な観点からの
患者さんの要望の大きさを再認識出来ました。
また、歯並びや咬み合わせにコンプレックスを
お持ちの患者さんが多いからこそ、
気付かれずに矯正治療が出来る見えない裏側矯正を
希望する方が多くなってきたことも頷けます。
1人でも多くの患者さんのコンプレックスを
解消出来るお手伝いが出来ればと思います。
2015/01/10
1月4日より ひらの矯正歯科、2015年の診療がスタートしました。
あっという間の一週間でした。
昨年は、2月の大雪があり、増税があり、大きな自然災害もあり
まさに日本にとって激動の一年でした。
その荒波の中、ひらの矯正歯科、昨年の診療も無事に終え、
そしていよいよ2015年の診療スタート致しました。
私たち、ひらの矯正歯科は、昨年は、歯科用CTスキャンを導入しました。
今までは、CT撮影が必要だった患者さんは、
大学病院などにご依頼させて頂いていたのですが、
当院で撮影できるようになり、より診断がスピーディーになりました。
また当院に通院されている患者さんのCT撮影においては、
別途費用がかからないので患者さんの時間、費用面での負担がなくなり
より快適に診療がお受けできる環境も増えました。
スタッフにおいては、歯科衛生士全員が
「歯並びコーディネーター」の試験に合格し、その資格を取得致しました。
国家資格である歯科衛生士免許があれば矯正歯科に
勤務できるのですが、こういった資格を取得することによって、
矯正歯科に特化したスタッフとしてのレベルアップを図りました。
今年もいろいろなことにトライをしてドクターだけでなく
スタッフ皆でレベルアップを図りスタッフ一同、頑張ってまいります。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
2014/12/24
今回は歯列矯正に関する興味深い調査結果を
見つけましたのでご紹介したと思います。
この調査は5年ほど前にある調査会社が行った調査で、
歯列矯正に関しての動向アンケート結果をレポートにしているものです。
男女20歳~69歳までの約500名に行ったもので、様々なデータが出ていました。
今回はその中で特に歯列矯正の経験に関するデータが
興味深かったのでご紹介いたします。
・「歯列矯正の経験はありますか?」
男性:Yes=8.4% No=91.6%
女性:Yes=12.2% No=87.8%
全体:Yes=10.2% No=89.8%
全体でみると10人に1人が矯正治療を受けているんですね。
男女別でみると若干女性の方が矯正経験が多いようです。
このデータは20歳以上の大人の矯正治療経験に関するものですが、
確かに最近は女性の患者さんや、矯正治療中の女性を横浜の街を歩いている時
でも見ることが多い気がします。
歯並びや口元の美に対する意識が女性の方が高いのかもしれませんね。
・「子供の歯列矯正経験はありますか?」
男性:Yes=20.4% No=79.6%
女性:Yes=18.5% No=81.5%
全体:Yes=19.5% No=80.5%
今度は子供の矯正治療に関してのデータを見てみると、
自身よりも子供に矯正をさせるという方の方が多いことが分かります。
男女に関しては回答者の性別なので、子供の性別ではないようですが、
自身の矯正治療経験と比べて倍近い数字になっていることが分かります。
5名に1人もの矯正治療経験ということになりますので、
だいぶ歯列矯正の必要性が認知されてきているのかもしれません。
大人の矯正治療を受ける理由は、美的な側面が強い傾向が感じられますが、
子供の矯正治療の場合だと、出っ歯(上顎前突)、
反対咬合(受け口)、八重歯の治療など、
審美面以外にお口の健康、機能的な面など子供さんの将来的に事も
加味した側面も出てきているようです。
また興味深いデータが出てきましたらご紹介していきたいと思います。
2014/12/16
矯正装置には、みなさんがイメージのすぐに湧く
ブラケット、ワイヤー以外にも様々なものがあります。
患者さんの状態によって使う矯正材料が色々と変化もします。
今日はその中で使用頻度の高い矯正材料の一つ、
顎間ゴム=エラスティック(矯正治療用ゴム)
について書いてみようと思います。
顎間ゴムというのは、上顎の矯正装置と、
下顎の矯正装置の間にまたがるように輪ゴムの様なゴムを架け、
歯の移動をスムーズに進めたり、上下顎の前後移動などに力を発揮したりします。
例えば上顎前突(出っ歯)の場合、Ⅱ級ゴムという顎間ゴムを
付けて上顎前歯を後方に引っ張る役割があります。
逆に下顎前突(受け口)の場合はⅢ級ゴムといって、
下顎前歯を後方へ牽引する役割があります。
つけっぱなしブラケットやワイヤーとは違い、
食事の時と歯磨きをする時以外には患者さん自ら
上下の矯正装置の間に顎間ゴムを架け持続的に力をかけ続けるため、
患者さんの協力が治療効果にとても大きく影響を及ぼします。
顎間ゴムを付けると歯に力が加わるため、始めのうちは少し話しづらかったり、
違和感を感じる場合もあります。
患者さんの中にはそれが嫌で「寝るときだけ付ければいいや」とか
顎間ゴムを装着する時間を短くしてしまう人も時々います。
この顎間ゴムは、患者さん自身で脱着するため、極端な話
付けないでいることも出来てしまいます。
装着している時間が短くなればなるほど、
矯正治療効果も落ちてしまいますので、
治療終了までの期間が長くなってしまうことも出てきてしまいます。
子供の矯正の場合は、親御さんが頻繁に確認することも大切かもしれません。
顎間ゴムというのはとても小さなゴムですが、
顎の前後移動などとても大きな役割があります。
名脇役的な矯正材料ですが、患者さんの協力の大切さも含めて
価値をお伝えできればと思い、今日は顎間ゴムに関して書いてみました。